骨董を楽しむには、多少の知識が必要です。私自身万年初心者ですので、難しいことはわかりませんが、知っていることから、役に立ちそうな話題を選んでお伝えしたいと思います。動画を中心にしたわかりやすいものとなりますよう心掛けています。どうぞ、お楽しみください。
トップページ >> 美濃, 骨董を使う >> 骨董を楽しむー桃山絵志野向付、火入伝世、肌荒れ、口縁の削り
あなたも骨董に興味をお持ちなら、志野の魅力はよく御存じかも知れません。特に桃山から江戸の初期に美濃で焼かれた志野は憧れの的です。
日本で焼かれた最初の白い焼き物とも言われています。白い釉薬の下から垣間見える、絵付けのほのかな感じが、なんとも魅力的ですね。少し後に出てくる、志野織部と言われるものは、同じような釉薬を使っていますが、絵柄がより鮮明になります。
現在では、志野のほのかに垣間見える感じが、好まれますが、当時は、志野織部で鮮明な絵付けができるようになり、鮮明さがより好まれたのかもしれません。
ここにご紹介するものは、火入として使われてきたために、汚れと口縁部の傷みがひどかったようです。口縁部は一回り削られて、薬品で洗ったために、一部釉薬がかせたようになっています。使用によってどこまで回復するか?試みたいと思います。
いかがでしょう。あなたにも、この志野の魅力をご堪能いただけたでしょうか。