骨董を楽しむには、多少の知識が必要です。私自身万年初心者ですので、難しいことはわかりませんが、知っていることから、役に立ちそうな話題を選んでお伝えしたいと思います。動画を中心にしたわかりやすいものとなりますよう心掛けています。どうぞ、お楽しみください。
骨董初心者にとって、仏教美術は近づきがたいものかもしれません。私も、仏教美術に関心を持つようになったのは、比較的最近になってからです。 しかし、一旦仏像を手にしてみると、その存在感や迫力は陶磁器などとは比較できないほど大きいものです。 ここにご紹介するのは、円空仏です。 江戸時代の僧、円空が修行の一環として、各地に残したものの一体です。 もちろんこれは、私のものではありませ
汽車土瓶は昔駅弁に添えるお茶を入れた、陶器の土瓶です。明治時代から昭和の40年代まで使われたと思います。それ以後は、プラの容器にお茶を入れるようになり、その容器も今は昔、現在はもっぱらペットボトルです。 私も陶器製のものを使った記憶はありません。プラの容器からです。 ヤフオクに以前はかなり出品されていた時期があり、いくつか購入しました。汽車の旅行に持参し使ってみたいと思うのですが、持ち
この李朝彫刷毛目の徳利は、骨董に関する情報誌である「緑青」のNo10の李朝の酒器の中にも、写真で紹介されたものです。それが、私のもとへ来た時には、とてもうれしかったのを覚えています。 刷毛目は李朝の比較的早い時期に焼かれたもので、胎土に刷毛で白化粧土を塗って化粧したところから、その刷毛目が残るものを、刷毛目、化粧土を刷毛を使わずにかけて、刷毛目がないものを無地刷毛目と呼んでいます。今回紹介す
骨董初心者の楽しみ方、今回は寛永通宝です。あなたも、子供の頃、時代劇の銭形平次をご覧になられたことが有ると思います。危機一発一文銭を投げつけて切り抜ける。かっこよかったですよね。その一文銭で、最も普通に流通していたのが、この寛永通宝です。 わたしが骨董に関わっていく入口だったのかもしれません。初めて手にした時は、本当にうれしかったです。 価格的には安価なものですが、宝物です。 あ
骨董を楽しむシリーズ、今回は鉄鍔です。この鍔は、中学生の時に手に入れたものです。何の装飾もない武骨なものですが、鍛えられた鉄の味わいに魅かれて購入したものです。なで肩の形や、しっかりとした厚みや重量感が、侍の心意気を感じさせてくれて、ひょっとしたら、沖田総司が使っていたかもしれない。なんて勝手に想像したりして、楽しんでいました。 とは言っても、なにか模様でもあればまだしも、何の模様もない鉄の