骨董を楽しむには、多少の知識が必要です。私自身万年初心者ですので、難しいことはわかりませんが、知っていることから、役に立ちそうな話題を選んでお伝えしたいと思います。動画を中心にしたわかりやすいものとなりますよう心掛けています。どうぞ、お楽しみください。
トップページ >> 李朝, 骨董初心者の知識 >> 骨董初心者の知識ー李朝彫刷毛目徳利 骨董を覆う、箱、合わせ箱、用心箱
骨董の世界では、その物自体の他に、それを覆う外側の仕覆や箱、さらにその外側を覆う風呂敷も大切にします。そこには、そのものが伝わってきた歴史があるからです。
さて、今回ご紹介するのは、李朝の彫刷毛目の徳利の外側です。この徳利は大好きで自慢の一品ですが、箱はちょっと疑問符が付きます。徳利の高さに対して、ほんのちょとですが、低いんです。布でしっかり包むと、蓋がつっかえてしまいます。
ですから、この箱は、この徳利に誂えて作ったものではなさそうです。徳利に合いそうな箱を探して、あわせた箱だと思います。こういう箱を、合わせ箱とか、傷まないように用心のために付けた、用心箱と呼んでいます。近いうちに、新しく誂えたいと思います。
こんな風に箱も様々です。あなたも、骨董を見る時には、その箱がしっかりあっているのか?そんな点にも注目すると、骨董への興味も膨らむのではないでしょうか。