骨董を楽しむには、多少の知識が必要です。私自身万年初心者ですので、難しいことはわかりませんが、知っていることから、役に立ちそうな話題を選んでお伝えしたいと思います。動画を中心にしたわかりやすいものとなりますよう心掛けています。どうぞ、お楽しみください。
トップページ >> 李朝, 骨董を楽しむ >> 骨董を楽しむー李朝彫刷毛目徳利の魅力
この李朝彫刷毛目の徳利は、骨董に関する情報誌である「緑青」のNo10の李朝の酒器の中にも、写真で紹介されたものです。それが、私のもとへ来た時には、とてもうれしかったのを覚えています。
刷毛目は李朝の比較的早い時期に焼かれたもので、胎土に刷毛で白化粧土を塗って化粧したところから、その刷毛目が残るものを、刷毛目、化粧土を刷毛を使わずにかけて、刷毛目がないものを無地刷毛目と呼んでいます。今回紹介するものは、無造作に象嵌のような彫目を入れて、白化粧土を塗ってありますので、彫刷毛目と呼んでいます。
発掘伝世と思われ、口は3分の1ほどしか残ってなくて、銀直しになっています。また、釉薬のかせているところも多いです。そこに、長く使われた味が付いて、様々な見どころをなしています。
いかがでしょうか。私のような貧しいサラリーマンでも、このようなものを手にする機会もあります。骨董を始めると、思わぬ出会いが訪れる。あなたもそんな出会いを楽しんでみませんか。