スポンサードリンク

トップページ >> 伊万里, 蕎麦猪口, 骨董初心者の知識 >> 骨董初心者の知識ー伊万里 蕎麦猪口 絵柄の変遷

骨董初心者の知識ー伊万里 蕎麦猪口 絵柄の変遷

骨董初心者の知識。江戸の初期に始まった伊万里焼は、その後大量に焼かれるようになり、染付けの絵付けもスピーディーに行う必要がありました。多くは、決まった絵柄を代々受け継いで、模写して書かれたようです。初期から中期、後期と、時期に応じて、絵柄や様式の変遷がありますが、継続して描かれる絵柄も見られます。

今回の蕎麦猪口は、二つとも、中期の蕎麦猪口の特徴を備え、橙と思われる柑橘類が、同じような構図で描かれています。しかし、二つを並べてみると、器形もやや異なるのですが、図柄も一方はより写実的に感じます。このように、同じ図柄も、一般的には時代が下るに従い、様式化して行くようです。時代が古いほど、写実的で躍動感があります。もちろん例外はあるのですが。

このような変化を眺めるのも、骨董の楽しみの一つではないでしょうか?

いかがですか?あなたも、同じ図柄の中に、時代の流れを感じてみてはいかがでしょう。