骨董初心者が使って楽しむための知識や選び方
スポンサードリンク
トップページ

Page:6 / 9  <<  >>

骨董を選ぶー開けてビックリ洋犬が 古伊万里 蓋茶碗 花に蝙蝠の図 

骨董を選ぶときに、何が決め手になるのか?それは、その人その人の、骨董に対する思いを反映するものと思います。 この蓋茶碗は、花に蝙蝠の図もありふれてはいません。蝙蝠は中国では、吉祥文つまり縁起の良い図柄のようです。しかし、私が選んだ決め手は、見込みと蓋裏の洋犬の図です。蓋を開けると、全く違った図が現れる驚きが、まさに骨董に思えたのです。 いかがでしょうか?この茶碗の魅力が、あなたにも

>> 続きを読む

category:骨董を使う

骨董初心者の知っておきたい知識ー焼き物のきず ニュウ 入 古伊万里垣根文小皿 藍柿右衛門様式

骨董には初心者でも知っておきたい知識があります。その一つ、焼き物の基本的な欠点となる、ニュウについてお伝えします。ニュウというのは、簡単に言うとヒビです。陶器に入るニュウは比較的寛容に見られます。逆に磁器のニュウは、決定的な欠点になることも少なくありません。それは、一つには陶器の方が、磁器よりは柔らかいことが多く、ニュウが入りやすいという理由があります。そのため、ニュウ以外のきずでも、陶器ではあま

>> 続きを読む

骨董の知識ーキズではない窯キズ・降りもの 古染付人物文小皿

骨董の知識として、キズとしては扱われないキズ、降りものについてお伝えします。窯キズは窯から出される前にできた、欠点を言います。窯キズの一つ、降りものは、窯の中で焼いてきる過程で、窯の天井の一部などが崩れて落ちてきたものです。陶器においては、むしろ景色として珍重されることもあります。しかし、ここでご紹介した古染付などの磁器においては、多少なりとも欠点とされるでしょう。 特に、古伊万里の柿右衛門

>> 続きを読む

category:骨董を使う

骨董初心者の知識・選び方ー李朝刷毛目の盃の魅力

李朝の良さの一つに、使っていると育ってくることがあります。それで、李朝が欲しかった。その時に出会ったのが、この盃です。迷うことなく購入しました。購入して使ってみると、さらに、好きになりました。整った形、バランスのいい重さ。さらに、李朝の特徴である、使うほどに味わいを深める景色。これらは、手元に持たないと体験できないものです。 いかがでしたか?あなたも、李朝の魅力を感じていただけたでし

>> 続きを読む

category:骨董を使う

骨董初心者の知識・選び方ー後期伊万里の蕎麦猪口 さえずる鳥の図

骨董を選ぶときに、特に伊万里では、絵柄を基準にすることが多いでしょう。簡単に言えば、好きな絵柄を気楽に選んで楽しめばよいのです。何も難しいことを考える必要はありません。 骨董入門に好まれるのも、そんな気やすさでしょう。私がこの蕎麦猪口を選んだのも、図柄からです。これほど思い切り胸を張って上向いてさえずる鳥は、見たことがありません。

>> 続きを読む

骨董を使うー小型古箪笥を事務机の上で使う

古箪笥の中には、大小さまざまなものがあります。安いものから、高いものまで、価格的にも様々です。この箪笥は、ごく安価なものです。まず、無垢の板ではなく、張物を使っているので手頃なのでしょう。しかし、使って楽しむ骨董としては、面白いものだと思います。

>> 続きを読む

骨董初心者の知識ー骨董を覆う、仕覆、箱 志野平茶碗 桃山時代

骨董を楽しむときに、箱は大きな意味を持ちます。それは、そのものの歴史を表すものでもあるのです。

>> 続きを読む

骨董初心者の知識ー李朝彫刷毛目徳利 骨董を覆う、箱、合わせ箱、用心箱

骨董の世界では、その物自体の他に、それを覆う外側の仕覆や箱、さらにその外側を覆う風呂敷も大切にします。そこには、そのものが伝わってきた歴史があるからです。 さて、今回ご紹介するのは、李朝の彫刷毛目の徳利の外側です。この徳利は大好きで自慢の一品ですが、箱はちょっと疑問符が付きます。徳利の高さに対して、ほんのちょとですが、低いんです。布でしっかり包むと、蓋がつっかえてしまいます。 ですから

>> 続きを読む

骨董初心者の知識・選び方ー自然釉のかかった常滑山茶碗

焼き物には釉をかけたものと、かけてないものがあります。磁器は全て釉がかけてあると考えていいですが、陶器には釉のかかってないもの、釉をかけたもの、そして、今回ご紹介するように、意図して釉をかけてはいないが、自然にかかったものがあります。 山茶碗は中世に東海地方の窯場で焼かれたものです。素朴で釉はかかっていません。従って、自然にかかった釉薬が、人の意図とはあまり関係なく、美を表現しています。その

>> 続きを読む

骨董初心者の知識ー骨董と古美術と古道具の違い

骨董、古美術、古道具と同じような意味の言葉があります。これらはどう使い分けるのでしょうか? 骨董にはもともとは、雑多で価値のないものというような意味があったようです。ですから、骨董集めには物好きという印象があると思います。 それに対して、古美術には古い価値のある美術品という意味が、元々あるのではないでしょうか。   古道具はどうでしょう。中古の道具ですから、ある意

>> 続きを読む

<< 前のページ  次のページ >>
骨董初心者が使って楽しむための知識や選び方